2010年9月13日月曜日

mixi のロートル感

mixiがソーシャルグラフプロバイダー宣言をした。ただ残念な事にその内容は自分達がソーシャルになれない事を公衆の面前で明らかにしたに過ぎない。例えば mixi チェックについて考えてみよう。自分のサイトページに mixi チェックを置く場合、ユーザーは自分のサイトを mixi に登録する必要がある。そんなバカな話があるだろうか? Facebook の Like ボタンはサイトを登録しなくても誰でも使うことができる。

さらにページに OpenGraph Type 属性を埋め込んでおけば、映画や音楽について扱ったページの場合自動的に、自分のプロフィールのお気に入りに追加してまでくれる。それに比べて mixi チェックはどうか?はてなスター再発明にすぎない。これの何処がソーシャルグラフなのだろうか、単にユーザーの趣味趣向を貯めこんでマネタイズするだけのマーケティンググラフなのではないか?

しかも溜め込んだソーシャルグラフを利用するための mixi Graph API に至っては法人にしか開放していない。これの何処がオープンなのか?イノベーションを恐れる物に出来るのは、狭い島に閉じこもるだけだ。

デジタルネイティブを優遇した発表会も、やっているのは結局旧態然とした提携発表、そんなのは身内の学芸会でやれば良い。自分たちがロートルである事を示しただけだし、だいたい TechWave のようなおじさん達を満足させるための学芸会にはウンザリなんだよ!!